There is nothing good or bad

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12月1日

人生9946日目

2019年3月31日まで 残り 120日

2020年3月31日まで 残り 485日

 

師走を迎えた。

留学生3人をいつもお世話になっているクラブに連れて行った。

 

隣の島のおばあちゃんが廃校となった小学校を有効活用して

町から補助金をもらってはじめたクラブである。

 

目的は家にこもりがちな地域の高齢者が

外に出て交流できるような茶会を開こうということで

毎月1回、地元の色々な団体の協力を得ながら開催されている

なんとも素敵なクラブである。

 

今回ですでに参加させてもらうのは3回目になるが、

毎回隣の島での新しい出会いがあって、

新しい発見があるので沢山勉強をさせてもらっている。

 

今日は人口が一番多い地区の高齢者によるクラブ(あえて老人会という名前は使ってない)の会長さんと、高校生がお世話になっている里親さんの方にお会いすることができた。会長さんはもともと37年間くらい教師を務めていて、全地域で教員をやったことがあり、かつ、多趣味(グランドゴルフに釣りに農業に書き初めに写真展)な魅力溢れるかたであった。(よくよく考えると、あの方のお父さん?)

 

さて、今回の件で反省点が1つ。

まず、参加する留学生に明確な目的、意図、こうなって欲しいという要望を伝えていなかったこと。こちら側で参加させる以上、こうなって欲しい、こういう学びを得てほしい、こう気づいてほしいといった要素をどれだけ散りばめられるか、(その場で作り出せるか)が必要だが、ほとんど数えるほどしか出来なかった。

 

言葉の壁があるとはいえ、もう少し英語に挑戦するべきだったし、何かしらを学んでほしいという設計をもう少ししっかりすべき。探求活動というよりも経験主義に陥りがちな自分の悪い癖がでてしまった。(全て経験なのは間違いないが、そこに同時並行で考える力、気づく力、思考力、想像力、感受性と色々と学んでもらいたい)

 

さて、そんな私の反省点などどうでも良いのだが、

最近私の中での大きなテーマであった、「丸佳浩」はFAで移籍するのか否か、

これについて決着がついたので記載していきたいと思う。

 

丸佳浩

プロ野球好きであれば誰もが知っている、現在の日本の最高の3番打者である。

セ・リーグの2年連続MVPを受賞、ゴールデングラブを外野手として6年連続受賞、広島東洋カープの3連覇の立役者であり、セ・リーグ最高の外野手としても名高い。

 

そんな彼は、千葉出身で高校卒業後、ドラフト3位で広島東洋カープに指名される。

 

2011年くらい(野村監督くらいの時)に少しずつ試合に出場するようになったが、

(当時、横浜スタジアムに見に行った試合で、丸がホームランを打ち、顔のでかい丸ですとヒーローインタビューで話をしていたのが懐かしい)

よくて2割5分くらいしか打たない、守備と足に定評のある外野手という印象だった。

 

しかし、メモ魔と呼ばれるほどの野球に対する真摯な姿勢と

鬼の練習量を誇るとされるカープの中でも練習好きだった甲斐もあってか、

2013年に盗塁王を獲得。

翌年には打率を3割に乗せる。

2015年は不振を極めるものの、2016年から2018年の3年間にかけては、

タナキクマルの不動の3番として打点を稼ぎ、

かつ選球眼の高さを活かした出塁率の高さで得点も稼ぎ、

OPSが高い5ツールプレイヤーとして名を轟かしていた。

 

さて、そんな彼だが、

FA権を取得し、移籍をするのかしないのかということで、

紙面を最近まで賑わせていた。

 

獲得に手をあげた球団は3球団。

球界の盟主、お金でなりふり構わず他球団の主力級を補強することを厭わない巨人、

丸の地元、応援団だけは日本一と呼ばれる千葉ロッテマリーンズ

そして、11年間にかけて育てた、「来るもの拒まず去る者追わず」の広島カープ

 

4連覇を狙う広島カープにとっては、

是が非でも残ってもらいたい選手であることは間違いなく、

球団としては異例の宣言残留を認めるという姿勢を見せている。

 

しかし、丸側の最大の論点は

来年から小学1年生になる子供の件、

奥さんも実家も関東である件、

いつダメになるか分からないというプロ野球で5年35億円という

一生暮らしていけるだけのお金を得られるということ。

 

 

この移籍する移籍しない問題は、

自分自身にも大きく重ねるところがあった。

 

来年で3年になるが、この場所に残るのか、残らないのか。

そもそも、それだけの成果を残せているのか、残せていないのか。

家族の問題。

他から欲しいという声があがっているのか。

どういう理由なら地元の方は納得するのか。

何を大切にしたいのか(お金か、居心地の良さか)

どの業界で生きていきたいのか。

 

自分の中での決断はできていないが、

僕自身は丸佳浩の洗濯を大いに尊重したいと思うし、

来年も是非成績だけはMVP級(優勝は広島、MVPは鈴木誠也でお願いします)

を残してもらって、巨人でも活躍してもらいたいと思う。

 

人生は短い。常に勝負し続ける側でいたいと思わされた出来事であった。