There is nothing good or bad

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11月1日

久しぶりの更新。

 

今日からまた1日1記事更新していこうと思う。

(相変わらずの継続性のなさである)

 

ふとしたことがきっかけで81歳にして現役で建築士として

今も働かれている方の話を伺うことができる機会があった。

 

もともと、

超一流の進学校出身で、

大手一部上場企業で部長クラスまで昇進し、

役員への話も持ちかけられたが、現場で良いものを作りたいという一心で

その話を断り、当時の金額で2,800万円もの退職金をも断り、

現場での建築にこだわり続けている職人さんである。

 

こういう面白い人が実はふとした身近に住んでいるのが、

私が住んでいる地域の一番の魅力なのだが、

この方と今の「教育」について談義を交わす時間があった。

 

この方は戦争を経験されているので

周りが死体だらけの中を歩いた経験もあり、

いつ自分が死んでもおかしくない、そういう状況だったという。

 

だから、

自分の人生を何のために費やすのか、どういう生き方をするのかということを

考えることに兎に角時間を費やしたらしい。

 

勉強をするより先に人生の目的を探すことに重きを置いたのだという。

だから、上記のような男らしい、カッコ良い生き方ができるのだ。

 

それに対して、

今は良い大学に行くため、良い社会人になるため、

そのために勉強をしている。

 

目的がない勉強の仕方だというのだ。

 

明日死ぬかもしれないという感覚を持つことなく、

今を生きることは非常に難しいことだと思う。

 

でも、自分のやりたいことさえできていれば良い人生なのだろうか。

自分のやりたいことさえ出来ていれば、本当に満足なのだろうか。

 

誰かのため、社会のため、人のため、地域のため。

そういったものの為に働くことが本当は一番なのではないだろうか。

 

今自分は誰の為に働くのか、

それは、地域の為、生徒の為である。

 

生徒が地域にでて良いことをする、

そして生徒が成長をして自己実現できる可能性を少しでも増やす。

 

それが今の私の使命だと思っている。

 

今自分が出来ていないから生徒にそのやり方を伝えられていないことは

本当に自分の力不足で申し訳ない。

 

ただ、

少しでも自己実現できる為になる人間力を生活の場から身につけ、

新しい交流を生み出し、新しい価値を生み出す。

 

それさえ実現できれば、

私の中で一つ結果を出したと言えるとおもう。

 

簡単なことである。

 

どんな状況にもくじけず、常に前をむき、

1秒たりとも楽をしなかったと胸を張れる人生を送りたいと改めて思ったので

ここに記す。

 

 

残り520日